【2022年まとめ】これで充分!アメリカ留学で準備すべき銀行口座開設と海外送金の情報(カリフォルニア版)

アメリカ留学

アメリカ留学が決まると、色々と準備することがでてきますよね。銀行口座開設と海外送金もその一つですね。

準備を始めるとたくさんの疑問が湧いてきます。アメリカの銀行はどこがいいのか、留学前に開設できるのか、日本の銀行はどこを残しておいたら良いのか、海外送金はどこがお得か。

様々なサイトで情報は提供されていますが、アメリカ銀行開設と海外送金だけであってもたくさんのサイトがあり、留学する際に必要な情報全てをまとめて書いてあるサイトはなかなか見当たりません。私自身も留学準備で多くのサイトから情報を集めてくるのが大変でした。

ですので、今回は私が今年ロサンゼルスにアメリカ研究留学をした際の経験をもとに、これだけ読めば大丈夫!というアメリカ留学の準備特化した銀行口座開設と海外送金に関する情報をまとめてご紹介したいと思います。

準備することがたくさんありますが、一つずつ解説していきますので、最後までご確認くださいね。

4つのポイントから解説していきます。
・アメリカの銀行口座開設
・日本の銀行口座をどうするか
・海外送金の一番得な方法
・追加で開設するとよい銀行口座
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渡米前に銀行口座開設を済ませよう

日本にいる間に、アメリカの銀行口座を準備しておくと便利でしょう。

渡米後は生活のセットアップでやらなくてはいけないこともたくさんあります。

早い段階から銀行口座が必要な場合もあります。私が渡米した際、住居の契約のときの初回支払いで、「銀行発行の小切手以外は受け付けない」ということがありました。

また、もちろんアメリカに着いてからでも銀行口座を開設することは可能ですが、初めてアメリカに移住する場合はソーシャルセキュリティーナンバーが無いために口座開設ができなかったり時間がかかったりすることがあります。

次の項目では、私がカルフォルニアのロサンゼルスに留学した際に準備した内容から最新の情報をお伝えします

アメリカの銀行口座を渡米前に開設

事前に準備する方法として、三菱UFJ銀行の経由でユニオンバンク(Union Bank)の口座開設をする方法があります。

これは、ユニオンバンクがある西海岸(カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州)限定です。ご自身の留学先をご確認くださいね。

ユニオンバンク(Union Bank)の口座を日本から開設する

口座開設の手順

オンラインで申し込む

三菱UFJ銀行のホームページから、「海外口座ご紹介」のページに飛ぶと、米国移住者用のプログラムが二つあります。一つは「カリフォルニア・アカウント」、二つ目は「パシフィックリム・カンパニー」です。後者のパシフィックリム・カンパニーは、日本の企業に勤務しており、そこに籍があった上で駐在員として海外赴任する人が対象とのことです。直接銀行に確認もしてみましたが、私は研究留学者であり日本の企業からの派遣ではないため、後者には当てはまらないとのことでした。そのため、前者の「カリフォルニア・アカウント」プログラムを申し込みました

ホームページから申し込みのPDFをダウンロードし、指示に従って書類を記載します。指示された本人確認の書類を添付して郵送します。この時点で、アメリカのソーシャルセキュリティーナンバーはなく、現地の住所も未定でしたが、口座開設には問題ありませんでした

口座開設のお知らせが郵送で届く

Account number(口座番号)が記載された用紙が封筒で送られてきます。これで口座が開設できました。

国際銀行コード(SWIFT Code)、支店名、口座番号(Account number)などが記載されています。

SWIFT Codeは馴染みのない用語でしたが、海外送金の際に必要なCodeとのことです。11桁(もしくは8桁)の番号で、例えば「みずほ銀行 MHCBJPJTXXX」、「三井住友銀行 SMBCJPJT」などとなっています。

ATMカードと暗証番号が別々に郵送で届く

ATMカードと暗証番号の記載された用紙は、それぞれ別々に郵便で届きます

米国についたら、UnionBankの最寄り支店に出向き、Activate(有効化)してもらいます。

説明資料一式が郵送で届く

規約などの書類一式が送られてきます。この中で、まず確認しておくのは、写真左の1枚目の用紙です。

ルーティングナンバー(Routing number, ABA number)が記載されているのはこの書類だけでしたので、今後様々な手続きの際に参照しました。

ちなみに、SWIFTコードは国際間の銀行の識別に、ルーティングナンバーは米国内の銀行の識別に利用されています。

オンラインバンキングの登録を忘れずに

口座を開設したら、オンラインバンキングは別途登録が必要ですので注意しましょう。日本にいる間に、オンラインでUnionBankのホームページから登録ができます。申し込みをすると、ATMの暗証番号と同じような書類で、オンラインのログインに必要な情報が記載された用紙が郵送で送られてきます。これで、ログインすることができるようになります。

郵送の時間がかかりますので、こちらも開設後にすぐ申し込みましょう。

渡米後にはスマホアプリを登録しよう

米国に到着後に、ユニオンバンク(UnionBank)のスマホアプリをダウンロードできるようになります。iPhoneの場合は、アップルストアの「アカウント」から自分の名前を選択し、「国または地域名」を「アメリカ合衆国」にする必要があります。それに伴って、住所とクレジットカードを米国のもので登録します。

検索で「UnionBank」からアプリをダウンロードします。検索の最初に出てくるオレンジ色のUBと書いてあるロゴのものは、フィリピンのUnionBankなので、間違えないようにしてください。赤いUと書いてあるロゴのUnionBankのアプリをダウンロードします。

アプリを開いたら、オンラインバンキングのIDとパスワードを入力し、ログインします。生体認証(指紋や顔認証)も登録できます。これで、口座残高を確認することができました。

アプリから、家賃の支払い送金小切手(Check)の預金ができます。小切手の預金は便利で、写メを登録することで、2日程度で預金されます。

注意点:多くの重要書類が郵送で届く

ATMカードと暗証番号は、それぞれ別々に手紙でアメリカから届きます。申し込みから郵送が届くまでに時間がかかりました。

私の場合、暗証番号の記載された用紙が先に届きましたが、ATMカードはなかなか郵送されて来ませんでした。日本語カスタマーサービスに問い合わせてみましたが、トラッキングはしていないとのことで、ずっと待っていました。

結局、米国に出発した日の夕方に届いたようで、受け取ることはできませんでした。米国についてから、日本語カスタマーサービスに電話連絡をすると、ATMカード再発行手続きをすぐに行ってもらえ、その数日後のATMカードを受け取ることができました。

コロナの状況では書類が郵送されてくるのにも普段より時間がかかっていますので、海外に赴任が決まったら早めに手続きするのが良いでしょう。

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日本の銀行で海外から使えるところを確保する

続いて、SMBC信託銀行プレスティアの口座開設について説明しますね。

この口座は、アメリカからオンラインで日本国内間の振込をしたり、ドルを購入して先ほど開設した米国ユニオンバンクの口座に送金する目的で使用します。

また、車の購入など大きなお金の振込の際にも、国際送金が使えます。更に、送金にトランスファーワイズも使用してみましたので、その経験も後ほどお話したいと思います。

SMBC信託銀行プレスティア

SMBC信託銀行プレスティアを利用するメリット

SMBC信託銀行プレスティアで口座開設するメリットは、以下の4点です。順番に説明していきます。

なお、口座開設や送金の際は、SMBCプレスティアの店舗に直接行き、全て案内してもらいながら手続きを行いました。銀行員の方が丁寧に説明してくれましたので、自分で調べて手続きを行うより早くて確実と思います

  1. 非居住者も届け出れば利用可能
  2. 海外送金が比較的安い
  3. 日本円と米ドルの各口座が自動的に作られる
  4. 米国に住所変更したのちも、安い手数料で日本国内の振込ができる

1)非居住者も届け出れば利用可能

海外転出届を出すと日本の居住者ではなくなります。銀行によっては解約が必要であったり、グローバル用の有料サービスに申し込みが必要であったりして、更に振込などの手数料が高く掛かることがあります。

SMBC信託銀行プレスティアは、海外の住所変更届を出すだけで、非居住者でもそのまま継続して利用することができます。特に申し込まなくてはならない有料サービスもありません。

2)海外送金が比較的安い

海外送金に掛かる手数料は、2種類あります。一つは送金手数料、もう一つは為替レートに上乗せされた「隠れコスト」です。

プレスティアの海外送金手数料は、オンラインで3500円(条件により2000円)、店舗で8500円です

為替レートに上乗せされた「隠れコスト」は、例えば普通に購入すると1ドル104円の場合でも、海外送金では1ドル105円換算になっていることがあります。10000ドル送金した場合は、それだけで10000円も余計に費用が掛かることになります。

銀行スタッフに説明いただいたのですが、これは中継銀行で掛かる手数料が上乗せされていることによります。まずは、中継銀行の手数料が掛かります。そして、円からドルへ送金すると、途中のどの中継銀行で円ドル変換されるか分からず、中継銀行でのレートで変換されていまします。また、米国の中継銀行までドルに変換されずに円で到着すると、米国の中継銀行で外貨受け取り費用なども発生するため、それらが隠れコストとして加算されるとのことでした。

次に説明するマルチマネー外貨預金口座からドルのまま送金することで、隠れコストを下げることができます

ただ、のちに説明するTransferwiseでの送金がより安いと思います。

3)日本円と米ドルの各口座が自動的に作られる

口座を開設すると、米ドルを購入すれば米ドル口座(マルチマネー外貨預金口座)が自動的に作られます。米ドルを購入して、マルチマネー外貨預金口座からドルのまま、UnionBankに送金するのが途中で手数料を色々と取られず良い方法だと思います。

また、ATMカードがDebitカードを兼ねているため、現地での買い物にも渡米初期には便利です。

4)米国に住所変更したのちも、安い手数料で日本国内の振込ができる

定期的に日本国内で40,000円程度の振込をすることがあるのですが、ネットで振込をして手数料は165円と非常に安く振込ができます。海外の住所に変更したのちは、登録してある振込先への手数料は無料となりました

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海外送金で一番お得な方法

トランスファーワイズ(Transferwise)で海外送金が最安

トランスファーワイズ(Transferwise)のサービスで海外送金をしてみました。実際はこちらが送金方法としては一番手数料が少なく済むように思います

トランスファーワイズ(Transferwise)の口座開設は、インターネットで簡単に登録してできます。

私は、米国ユニオンバンク口座がオンラインで使えるようになったため、渡米後の生活費用をトランスファーワイズ(Transferwise)で送金してみました。

こちらが送金完了後の内容です。手数料は3261円で、1ドル104.18円で換算されています。

送金手数料は比較的安く、円ドル換算レートも当日のレートに上乗せはされていませんでした

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20210111Transferwise-1-500x318.jpg

送金も速やかで、1月12日の昼12時に送金を行い、到着予定日は19日となっていますが、実際は翌日の13日中には米国のUnionBankに送金完了されていました

SMBC信託銀行プレスティアで海外送金も良い

SMBC信託銀行プレスティアで海外送金をし、米国で運転する車を中古車で買いましたので、その時の経験をご紹介します。

$10,000程度の費用がかかり、UnionBankの口座はまだ使用できなかったので、直接店舗に海外送金を行いました。

1ドル103円の時だったので、手数料を含め約1ドル104円で15,000ドルを購入しました。

振込先の情報を自動車販売業者に依頼し、プレスティアの海外送金の書類に記載します。

送金手数料の8500円(オンラインの場合は3500円、2ヶ月以内の取引額が多いと2000円)と、車両購入費用の10,515ドル78セント、が日本円口座と米ドル口座から引き落とされました。

1月7日の12時半に送金手続きを行い、同日の21時半には米国の自動車販売業者から送金完了のメール連絡がきました。今回は9時間程度で送金が完了したことになります。

オンラインで送金するのであれば、海外からは事前に送金先の登録が必要ではありますが、手数料も比較的安く送金できるので、こちらもオススメです。

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渡米後にもう一つ口座開設をオススメする銀行

チェース銀行(Chase Bank)は特典が多い

大手銀行はいくつかありますが、渡米後にはユニオンバンクに追加してチェース銀行の口座開設をオススメします。

ここは、口座開設をして、給与振込の指定など特定の条件を満たすと225ドルもらえるキャンペーンをやっています(2021年6月現在)。

また、口座を持っていると、渡米後1年以降にチェースのクレジットカードに申請した際に審査が通りやすいと聞いています。チェースのクレジットカードは還元率が2%と高く、条件を満たすと特典もあり、とてもお得です。

Chase Sapphire Preferredカードは、年会費が95ドルですが、入会後3ヶ月以内に4,000ドル以上利用することで、約1,000ドル相当の特典が得られます。

Chase Ink Business Unlimitedカードは、入会から3ヶ月以内に7,500ドル以上の利用をすると、750ドルが還元されます。

このように特典が多いですので、先を見据えて口座開設をしておくといいでしょう。

さいごに

今回は、アメリカ留学の準備として銀行口座開設と海外送金に関する情報をまとめてご紹介しました。

留学準備はたくさんやるべきことがありますが、一つ一つやっていけば必ず留学できます。

ぜひ今回の記事を参考に、大変な留学準備をクリアしていってくださいね。

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