観客の目の前で花を生ける花道家として、上野雄次さんが注目を浴びています。
上野雄次さんはどんな経歴の人物で、どのような思いで花道を行ってきたのでしょうか。
上野雄次さんの生花ギャラリーや教室はどこにあるのでしょうか。
調べてみましたので早速見てみましょう。
上野雄次/花道家の経歴wiki・年齢・プロフィール
上野雄次のプロフィールと年齢
本名:上野雄次(うえの ゆうじ)
生年月日:1967年3月20日(54歳:2022年2月現在)
出身:京都府
学歴:鹿児島県立薩南工業高校建築科(1985年卒業)
職業:花道家
SNS:twitter、Instagram、Youtube
上野雄次の経歴
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上野雄次さんは、京都府で生まれ、鹿児島県で育ちました。
鹿児島の工業高校建築科を卒業後、上京してゼネコンの会社に就職しますが、10ヶ月で退職します。
グラフィックデザイナーを目指していたことから、デザインを手掛ける会社に就職し、アシスタントとして約2年勤めました。
そのころに、上野雄次さんに転機が訪れます。
1988年、勅使河原宏(てしがわら ひろし)さんの展覧会で彼の花道の作品に出会ったことと、「創造行為と言うのは破壊がなければ生まれない」という言葉に出会ったことに衝撃を受けました。勅使河原宏さんは、生花からオペラまで様々な芸術分野で活躍し、特に花道家としては有名で、ニューヨークやミラノでも作品を披露しています。
この出会いをきっかけに、上野雄次さんは花道の道に進みます。
2005年より、「はないけ」のライブパフォーマンスを開始します。モノと花材を選び抜いて活け、創造と破壊を繰り返す予測不能な展開を生み出し、独自の世界を築き続けています。
詩人、写真家、ミュージシャン、工芸家とのコラボレーションも多数行い、海外でも活躍する花道家になっています。火災被害が起きた地域でパフォーマンスをしたり、さまざまなパフォーマンスをしています。
2015年には、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」、2016年には「KENPOKU ART 茨城県北芸術祭2016」で作品を披露しています。
現在は、指導者としても次世代の花道家の教育に力を入れています。
上野雄次/花道家の作品は?
上野雄次さんは、花道家として二つの側面を表現しています。
一つは「動の側面」。つまり、花という素材を用いて自分の内面を表現するライブパフォーマートしての側面です。
もう一つは「静の側面」。器と対話しながら、花を使って空間を表現する側面です。
この2面を意識しながら上野雄次さん作品を見ると、より理解しやすいと感じました。
花道作品
ご自身のインスタグラムでさまざまな作品をアップしています。
静かな作品が多数あります。
こんな車も作っています。公道も走れるそうです。異次元な雰囲気が漂っています。
パフォーマンス
TEDxTOKYOで「バラの匂い」というパフォーマンスを披露しました。
執筆
2019年に「花いけの勘どころ: 器と色と光でつくる、季節のいけばな」を出版しました。こちら。
2014年に、アメリカで「Japanese IKEBANA for every season」を出版し、フランス語やイタリア語にも翻訳され、欧州でも出版されました。
日本からは、Kindleで買うことができます。
上野雄次/花道家のギャラリーや教室は?
上野雄次の花いけ教室は?
東京都世田谷区の「Jikonka TOKYO」でお教室を開いているようですが、残念ながら現在は新規の生徒さんを募集していないようです。
また募集の時期が来たらチャンスがあるかもしれません。
Youtubeで花いけ教室の作品解説をされていました。
上野雄次のギャラリーは?
現在常設しているギャラリーは見つかりませんでした。
「Jikonka TOKYO」の2階ギャラリーでパフォーマンスをしていたようです。
1月31日までは麻布十番でパフォーマンスが行われていました。
直近のパフォーマンスは、静岡県の大井川で、2月26日(土)と27日(日)、3月13日(日)と20日(日)に予定されています。
さいごに
今回は、観客の目の前で花を生ける花道家として、上野雄次さんについて調べてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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