2021年11月29日(月)22時00分から、NHK「逆転人生」で、「最強ウィルスと闘った男、口蹄病からの逆転」として日高義暢さんが紹介されます。
日高義暢さんはどのような方で、養豚の大敵である口蹄疫(こうていえき)をどのように乗り越えたのでしょうか。
日高義暢さんのプロデュースするブランド「まるみ豚」はどこで買えるのでしょうか?
早速みてみましょう!
日高義暢の経歴・プロフィール
本名:日高義暢(ひだかよしのぶ)
生年月日:1979年8月13日(42歳)
出生地:宮崎県川南町
国籍:日本人
学歴:小林高校卒業、関西外国語大学卒業
職業:養豚所経営
中学・高校時代には、バスケットに明け暮れ、父親の養豚を継ぐ気はなく、プロバスケット選手になるのが夢だったそうです。
夢を諦め、大阪の関西外国語大学で英語とイタリア語を学びます。
在学中にイタリア留学をした際に、イタリアの友人に「家が養豚をしている」と話すと、「そんなに素敵な仕事を、どうしてお前はやらないんだ」と言われたそうです。ヨーロッパでは農業のステータスが高く、消費者からも農家が尊敬されているとのことで、高義暢さんはこの友人の言葉をきっかけに養豚の価値を改めて見直しました。
1968年に父親(吉幸さん)が始めた養豚場は、1994年に法人化され「協同ファーム」となり、日高義暢さんは大学卒業後に継ぎます。
農業系の学校を出ていない門外漢だからこそ、常識にとらわれず新しいITの技術を導入しやすかった、と言います。
ITを駆使して口蹄疫(こうていえき)から逆転
口蹄病から新たなスタートを切った
協同ファームでは、豚の飲み水と餌にこだわっていました。
井戸水にある種のバクテリアやミネラルを加えること、餌はトウモロコシを主とした自家配合のものを与えること、によって、高品質な肉が出来、徐々に評判となりました。
2009年には「まるみ豚」として商標登録し、ネット通販を始めました。
2010年、経営が順調になってきたところで、宮崎県内で家畜の感染症である「口蹄疫(こうていえき)」が発生します。4月から8月に、宮崎県内で29万頭以上の牛や豚が殺処分されました。協同ファームのある宮崎県川南町では、全頭が殺処分対象となり、町から牛や豚が消えました。
日高義暢さんは「わが社の豚もゼロになった。恐ろしいことだが、これは一から新しい養豚に取り組むチャンス。若いわれわれの出番だ」と言い、開き直ったと言います。
口蹄疫ののちに、日高義暢さんの「まるみ豚」は、宮崎県畜産共進会など肉豚枝肉部門で3度の主席を獲得します。品質の高さを証明し、口蹄疫後の完全復活を果たしました。
IT技術を導入し、養豚管理の改善と働き方改革
2017年1月に、就業管理はクラウドサービス「TeamSpirit」導入し、スタッフ各人が業務時間を入力することにしました。これによって、グラフで無駄な時間を「見える化」して意識改革につなげています。
2017年9月には、LINEのビジネス向け有償サービス「LINE WORKS」を始め、従業員同士の報告用ツールとして活用しました。これによって、すぐに対応する事項ができた際に、手の空いたスタッフがすぐに対応できるようになりました。
これらのサービスを利用できるよう、スタッフほぼ全員にiPhoneが支給されました。
また、「養豚業者が豚と向き合う時間は思いのほか少ない」というのが日高義暢さんの悩み。それを解決するため、データ可視化ツール「MotionBoard」を導入しました。
設備の補修作業にスタッフの時間が多く取られてしまっていた(機械の故障、水道や排水の詰まりなど)そうです。設備機器に様々なセンサーを取り付け、それを一つのモニターで確認できるようにしたことで、補修作業の時間を大幅に短縮し、豚と向き合う時間を確保する、という目的で導入しています。
一方、宮崎県の養豚業共通の課題として「人手不足」があると言います。求人募集にも応募が少なく、働いたとしてもすぐに辞めてしまう、現状があります。
協同ファームでは、養豚業のITによる効率化と、職場環境の改善を積極的に行い、他の養豚場からも注目を集めているそうです。
takaの一言
日高義暢さんは「農業者は作物と向き合ってなんぼ」とおっしゃっています。
日高義暢さん成功の秘訣は、豚と向き合い、働くスタッフに向き合い、養豚を続けてきたことなのかもしれません。
協同ファームのブランド「まるみ豚」
皆様、お世話になっております。#まるみ豚 です。
— 公式|まるみ豚(宮崎県川南町) (@marumiton) November 26, 2021
今年一年の感謝を込めて
お世話になった方に、
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この機会にいかがでしょうか
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「まるみ豚」の名前の由来は、語感の良い「まるみ」という響きと、丸(味や育てる環境、人など)がたくさん集まった豚でありたい、との願いが込められているそうです。
2009年発売当時から、ネット通販も積極的に取り入れて販売していたそうです。
まるみ豚は、臭みが少なく、脂身も味わい深いことが評価され、2012年度に宮崎県内「肉質評価大会」でグランドチャンピオンを獲得しました。
現在は「【宮崎ブランドポーク認定豚肉】まるみ豚」という肩書きで、ブランド知名度アップを図っています。
「まるみ豚」は楽天で買うことができます。
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さいごに
今回は、養豚にIT技術を積極的に導入し、口蹄疫の被害も乗り越えた、日高義暢さんについてご紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
過去の逆転人生はこちら。
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