クジラの嘔吐物とは何?見つけ方、なぜ高級なのか、取引価格について紹介

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クジラの嘔吐物を発見して、ものすごく高値で売れた、というニュースが時々流れます。

クジラの嘔吐物」と聞くと汚いようにも聞こえますが、一体なんなのでしょうか。

なぜ効果に取り引きされるのでしょうか。

もしかして、自分も見つけることができる!?

そんな疑問について調べてみました。

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そもそも「クジラの嘔吐物」とは何か?

ウィキペディアによると、マッコウクジラの腸内で発生する結石、のことだそうです。

マッコウクジラの腸内に発生する結石であり、香料の一種である[1]。

生成されたばかりの龍涎香は、海の匂いや糞便臭がする。熟成するにつれて、甘い、土の香りを獲得し、一般的には、蒸気質の化学的渋みのない、消毒用アルコールの香りに例えられる[2]。

Wikipedia

タコやイカなどを食べた後、その固い嘴(くちばし)の部分は消化できないので、それらを消化液で固めて口から吐くようです。

7世紀に初めてアラビアで、香料として使われ、以来中国に渡って「龍涎香」と呼ばれるようになりました。また、フランス語で「灰色の琥珀」を意味する「アンバーグリス(ambergris)」とも呼ばれています。

昔は高級香料として、長く取り引きされてきた歴史があるようです。

取り引き価格の相場はいくらか?

こちらのBBCニュースでは、11,000ポンド(約173万円)で落札されました。

2015年、海岸で犬の散歩をしていた、アダム・ポーリッジさんが発見しました。

過去にもいくつもの発見がニュースになっています。

2013年、イングランド北西部、ランカシャー州のモアカムの海岸で、犬の散歩していた英国人男性(ケン・ウィルマン氏)が発見した。フランスのディーラー43,000ポンド(約620万円)の買取額を提示したが、18万ドル(約1700万円)の価値があるとも言われている。

また、同じイギリスでは2012年、イギリス南西部、ドーセット州の海岸で、父親と散歩中の少年が発見した。600gで約500万円と言われている。

オーストラリアでは、2006年に、これも海岸を散歩していたカップルが、32ポンド(約14kg)のものを発見した。29万5000ドルの値がついたそうだ。

これらを見ると、1gは2000円から10000円くらいの値がつくようですね。

日本で購入したい場合は?

日本では1g 5000円程度で、楽天市場でも購入できます。

香りを試したい方は、龍涎香入りの線香を購入しても良いかもしれません。1本10円程度で購入できます。

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見つけ方は?

ニュースを見ていると、海岸を散歩するのが良いかもしれませんね。

クジラの嘔吐物は、主に油でできているため、加熱して溶けることで確認できるようです。

クジラの嘔吐物は、ヨーロッパとアメリカの間の大西洋で発見されることが多いようです。その他にも、南アフリカ、インド、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル、中国などや、マダガスカル、東インド諸島、モルディブ、モルッカ諸島で見つかっているそうで、日本の海岸でも発見されたことがあるそうです。

商業的には、バハマ、ニュープロビデンスで採取されています。

現在は、化学的に似た組成のものを合成し、アンバー系の香水などに人工香料として使われているそうです。

さいごに

クジラの嘔吐物とは何か、なぜ高級なのか、取引価格、その見つけ方についてご紹介しました。

今後の散歩の際にはつい地面を見てしまうかもしれませんね。

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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