最近ガソリンの値段が上がり続けていますね。
2021年11月4日のOPECプラスで、原油増産をまたもや見送る方針が決まりました。
原油供給不足、原油価格高騰にも関わらず、なぜ原油増産をしないのでしょうか。
OPECプラスとは何でしょうか。
そこから見ていきましょう。
OPECプラスとは?
OPECプラスとはどんな組織なのでしょうか。
OPEC(石油輸出国機構)に加え、ロシアやメキシコなどのOPECには参加していないが石油産出をしている国で構成されている組織です。原油の価格安定を目標として、2016年に結成されました。
なぜ原油増産を見送ったのか
バイデン米大統領もOPECプラスに対して、原油の生産ペースを上げて、ガソリン価格を下落させるよう呼びかけましたが、これに反対を表明する国が増えており、今回のような結果になりました。
なぜ原油増産を見送ったのでしょうか。
原因① 原油価格上昇により、原油収入が増加
各国は原油高により、原油収入が増加しており、その状態に満足しているとの意見があります。
原因② 過去の急落の経験から慎重になっている
安易に原油増産し、石油価格の暴落につながった過去の経験から、OPECプラスは石油の増産には慎重になっています。
原因③ コロナの次の波を恐れている
新たな変異株の出現などにより、次に再度世界的なコロナの波が来ると、また活動が消極的になり、原油の需要低下が起きる可能性を考えて、増産を見送りました。
原因④ 来年は供給過多になると推測している
今年の世界の石油需要予測について、OPECプラスは10月28日に570万バレル増という数字を出しました。また、来年については日量420万バレル増と予測しているとのことです。
来年も供給過多になるとの推測から、増産を見送ったとのことです。
さいごに
今回は、OPECプラスで原油増産を見送った理由について考えてみました。
今後の動向が気になりますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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