リクルートホールディングス代表取締役兼CEOの出木場久征さんがテレビで紹介されます。入社当時から「便利」を追求し、「30年後にどうなっていたら世の中が良くなるのか」を考え続けて仕事をしているといいます。
出木場久征(いでこば ひさゆき)さんはどんな経歴の人物で、どのような工夫を行ってきたのでしょうか。
2022年9月22日(木)23時06分から、BSテレ東「カンブリア宮殿」でも紹介されます。
早速見てみましょう。
出木場久征/リクルートHD社長の経歴wiki・年齢・プロフィール
「もし今日死んだとしたら、お金を持っていても何の意味もない。
— 株式会社リクルート (@Recruit_PR) December 23, 2021
自分の好きな事で、世の中の人がちょっとでも喜んでくれることに時間を使いたい」。
出木場久征(リクルートホールディングスCEO)が人生観の転機、社長の役割について伝えます。https://t.co/VmjqUiOMcK#FollowYourHeart
出木場久征のプロフィールと年齢
名前:出木場久征(いでこば ひさゆき)
生年月日:1975年4月22日(47歳:2022年9月現在)
出身:鹿児島県大口市(現・伊佐市)
学歴:志學館中・高等部卒業、早稲田大学商学部卒業
職業:株式会社リクルートホールディングス代表取締役社長 兼 CEO
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出木場久征の経歴
1993年3月 志學館中・高等部卒業
1999年3月 早稲田大学商学部卒業
1999年4月 株式会社リクルート(現・リクルートHD)入社
2012年4月 株式会社リクルート(現・リクルートHD)執行役員 R&D、グローバル本部・アジアジョブボード担当
2012年9月 Indeed, Inc. チェアマン
2013年10月 Indeed, Inc. CEO兼チェアマン
2015年10月 Indeed, Inc. CEO
2016年4月 株式会社リクルートHD常務執行役員 グローバルオンラインHR SBU(現 HRテクノロジーSBU)担当
2018年1月 株式会社リクルートHD専務執行役員 事業本部(COO)担当、RGF OHR USA, Inc. CEO and Director(現任)、RGF Staffing B.V.(2019年11月にRecruit Global Staffing B.V.から社名変更)Chairman and Director(現任)
2018年4月 株式会社リクルート取締役(現任)
2019年4月 株式会社リクルートHD専務執行役員 経営企画本部(CSO)、管理本部(CRO)、事業本部(COO)担当、Indeed, Inc. Director(現任)
2019年6月 株式会社リクルートHD取締役 兼 専務執行役員 経営企画本部(CSO)、管理本部(CRO)、事業本部(COO)担当
2020年4月 株式会社リクルートHD取締役 兼 副社長執行役員 ファイナンス本部、事業本部(COO)担当
2021年4月 株式会社リクルートHD代表取締役社長 兼 CEO(現任)
出木場久征さんは、鹿児島県出身で、瓦屋の父親の家庭に生まれました。
小学校の頃から手伝いをし、瓦を葺けるようになりました。家庭は裕福ではなく、初めて焼肉を食べたのは中学校の頃だったといいます。
大学卒業後にリクルートに入社しますが、最初は3年でやめて起業をしようと考えていました。
ところが、最初の配属は、中古車情誌「カーセンサー」の営業専属代理店への出向でした。
飛び込み営業を命じられ、仕事はきつく、もう一人いた同期は辞めていったほど。
5年間の出向の間に、「売れる」先輩から営業の秘訣を学びました。
先輩は10年の経験をもとに営業していましたが、出木場久征さんはインターネットで情報収集することで、より短期間に成果を出します。
結果、リクルートの「新しい価値を想像する表彰制度」で、全社表彰を受けます。
ひとつ結果も出せたところで、退社して、学生時代から続けていたネットビジネスで起業を考えます。
当時の上長へその意向を伝えると、「そうだな、お前はそんなふうにして年商10億円くらいの会社を作って、外車とか買ったりするのがお似合いかもな」と言われました。
その言葉を聞いて、「お金を稼ぐだけで終わるのではなく、社会のためになる大きなことをやれ」と言われたと理解し、退職を思い止まります。
入社6年目に本社に戻ると、旅行専門雑誌の「じゃらん」に配属されます。
急速に求められる紙メディアからネットへのシフトをいかに軌道に乗せるか、が課題でした。
「30年後はどうなっていると思うか。それを考えて、真っ先に未来を切り開かないと。」
社内の人を偉い人も含めて説得し、最終的に「じゃらんnet」は日本最大級の宿泊予約サイトへと成長を遂げます。
出木場久征/リクルートHD社長の仕事哲学は?病気が転機
出木場久征さんは入社7年目(30歳頃)に、病気で倒れました。
それが人生の転機となったと話しています。
40度の熱で倒れ、救急車で運ばれ、3週間の入院治療を受けました。
原因は、十二指腸潰瘍から穿孔(穴が開いた)して腹膜炎を起こしたことでした。腹膜炎は、死にいたる危険性のある状態です。
入院後2日間は意識が混濁し、目が覚めて最初に担当医に言ったことは、「僕は会社で大変な役割を担っていて、僕がいないと会社が困る。いつ帰れますか、早く帰らせてください。」、だったそうです。
そこで、担当医は怒って出木場久征さんを諭します。生まれて数ヶ月の出木場久征さんの娘さんを見ながらこう言いました。
「あなたは死んでたかもしれないのに、会社のことしか考えない。そんなことだと治療してもまた戻ってくる。奥さんも生まれたばかりの娘さんもいるのだから、もう一度ちゃんと人生を考え直せ。」
出木場久征さんは、その言葉にショックを受けます。
入院中は寝たきりなので、奥さんに借りてきてもらった哲学や宗教、歴史の本を貪るように読みました。また会社に戻ってみると、会社は3週間の間も問題なく回っていて、「意外と大丈夫なんだ」と感じます。
そして出木場久征さんはこう考えます。
「死んでたかもしれないのだから、後の人生はロスタイムだ。今後は、本当にやりたいこと、自分の良いと思うこと、世の中に貢献できること、それだけに時間を使おう。」
その6年後に、史上最年少36歳で役員になります。
けれども偉くなることについては何とも思わず、「大事なことは、きっちりいい仕事ができる人間を目指すこと。そして、できる人間が活躍できる場がある会社にいること」と話しています。
出木場久征/リクルートHD社長の年収は?
リクルートは、現在年商2兆8千億円にもなる巨大企業です。
その社長である出木場久征さんの年収はどれくらいでしょうか。
報酬総額(出木場久征)
https://irbank.net/E07801/fee
2021年3月期 2億9900万円
2022年3月期 5億7500万円
この一年でかなりの増額がありますね。
出木場久征/リクルートHD社長の出身学校は?中学・高校
出木場久征さんは、志學館中等部・高等部を卒業されています。
鹿児島県の中高一貫校で、1987年に中等部、1990年に高等部が開校しています。
志學館高等部出身の有名人には、次のような人がいます。
品川祐(お笑いタレント)
丸山忠久 (棋士)
金子圭輔 (プロ野球選手) 志学館高等部
服部友一 (アナウンサー) 志学館高等部 → 法政大学社会学部
澤崎俊和 (元プロ野球選手)
鶴岡怜志(ラグビー選手)
池田(茂木)亮子(フリーアナウンサー、元宮崎放送アナウンサー)
竹松舞 (日本のハープ奏者、医師)
出木場久征/リクルートHD社長の家族は?
出木場久征さんは、妻と娘2人の4人家族だそうです。
娘さんが4歳と6歳だった2012年、IndeedのCEOとして米国テキサス州オースティンに引っ越しをしました。
そこで10年以上住んでいたため、娘さんたちは地元の中学、高校へ通い、英語で生活していました。日本語はそこまで得意でないと、話していました。現在も、アメリカに住んでいるのかもしれません。
過去のカンブリア宮殿はこちら。
さいごに
今回は、リクルートホールディングス代表取締役兼CEOの出木場久征さんの経歴やプロフィール、成功の理由について調べてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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