その成績はどうなのでしょうか?
調べてみましたので、早速見てみましょう。
安彦考真/キックボクサーの経歴・年齢・プロフィール
安彦考真/キックボクサーのプロフィール
名前:安彦考真(あびこ たかまさ)
生年月日:1978年2月1日(43歳)
出身地: 神奈川県相模原市
学歴:神奈川県立新磯高等学校卒業
身長・体重:175cm, 74kg
趣味・特技:サッカー
職業:キックボクサー、元プロサッカー選手(J3「横浜スポーツ&カルチャークラブ」)
SNS:twitter、instagram
安彦考真さんは、40歳でプロサッカー選手となります。年俸120円のJリーガーで、J3の横浜スポーツ&カルチャークラブ」に所属し、ポジションはフォワード(FW)を務めました。
2020年3月の開幕戦に出場し、Jリーグ最年長デビューを達成しました。記録は41歳1ヶ月9日でした(それまでの記録は1993年にJ1鹿島アントラーズでジーコが40歳2ヶ月13日でデビュー)。
今回43歳で、今度はプロのキックボクサーとしてデビューしました。
安彦考真/キックボクサーの経歴
少年時代からプロサッカー選手を目指す
安彦考真さんは、幼稚園でサッカーを始め、小学校と中学校でもサッカーを続けます。
高校は、サッカーで有名な麻布大学附属渕野辺高校(現:麻布大学附属高等学校)への進学を志望しました。しかし、試験でサッカーテストに合格するものの、学力が足りずに不合格となります。
尊敬する三浦和良さんを見習って、サッカー本場のブラジル留学を考えますが、両親に反対されます。やむなく神奈川県立新磯高校に進学しますが、ここはサッカーは弱小校でした。
しばらくは諦めていましたが、ブラジル留学した友人の話を聞き、両親を説得して自分でお金を貯めてブラジル留学をすることを決意します。新聞配達バイトで30万円をため、ブラジルに留学し、3ヶ月過ごします。
帰国後は高校卒業し、大学入試は不合格であったため、2年間アルバイトをしながら高校のサッカー指導をします。そして、プロサッカー選手を目指して再びブラジルへ旅立ちます。
ブラジルでU-12に指導をし、帰国後にエドゥーさん(ジーコ選手の兄)のコーチ兼通訳を行いました。
プロサッカー選手への夢を持ち続け、清水エスパルスやサガン鳥栖の入団テストを受けます。しかし、対戦相手の高校生に競り負け、不合格をもらいます。
プロサッカー選手を諦め、通訳となる
安彦考真さんは、ここでプロサッカー選手の夢を諦めます。
通訳として3年間、大宮アルディージャに務めます。
その後、北澤豪さんのサッカースクールに携わり、その立ち上げや個人事務所マネジメントをに7年間にわたって行います。
合計約10年間、サッカー選手を辞めていました。
サッカー選手を諦められず、Jリーガーを目指す
安彦考真さんは、すでに30代になっていました。
ある日、体を鍛えようと高級スポーツジムに入ると、トレーナーに筋肉を褒められ、気分がよくなります。そこで、何かが安彦考真さんの中で起きたのでしょう。数時間のうちに会社を辞めて、再び高級ジムに戻ると、「Jリーガーになりたいので鍛えてください」とお願いします。
ちょっと褒めただけだったのが、思いもよらないお願いをされ、トレーナーは困惑しますが、安彦考真さんの本気な様子を見て、会議での議論の後に指導を受けることが決まります。年収1000万円、恵比寿の高級住宅街での生活を全て捨てた安彦考真さんの想いが伝わったのでしょう。
厳しいトレーニングの末、2ヶ月間で20代選手と同じ程度の運動能力にまで鍛え上がります。そして、草サッカーチームに参加し、サッカーを再開します。
貯金も使い果たし、両親から仕送りをしてもらって生活をしていた、と言います。
クラウドファンディングで練習費用の資金を募る
「中央高等学院中央アートアカデミー高等部」に「biomサッカーコース」を立ち上げました。
ここで、不登校3年間の中学生徒とであったことで、状況が好転していきます。
生徒からクラウドファンディングの存在を聞き、早速練習費用の資金をクラウドファンディングで募ります。その資金のおかげで、2018年1月水戸ホーリーホックの練習生になることができます。
2018年3月31日、「月給1円、10ヶ月間」でプロのJリーグ契約を果たします。
年俸の10円は、公衆電話から両親に電話してプロサッカー選手の夢が叶ったと報告することに使いました。両親は泣いて喜んだそうです。
結局、水戸ホーリーホックでは、公式戦出場を果たすことはできませんでした。
2019年、「YS横浜」に年棒120円で移籍します。
2019年3月10日、開幕節ガイナーレ鳥取戦で、ついに公式戦出場を果たし、Jリーグ最年長初出場記録を塗り替えました。
年俸の120円で、たまごサンドを購入したそうです。
2020年にはサッカー選手を辞めることを公言していました。
キックボクサーに転身
次なる挑戦は、42歳で格闘技のキックボクサーとなり、格闘技イベント「RIZIN」に出ることを夢として公言しています。
歴史あるものを大切にし、武士道の精神を学びながら、合気道や居合道も稽古しており、毎日3時間は格闘技のトレーニングをみっちり行っているとのことです。
安彦考真/キックボクサーの成績
2020年、42歳でJリーガーを引退します。
2020年12月20日、Jリーグの最終戦後に行われた会で、格闘技イベント「RIZIN」に出る夢を発表しました。格闘技は昔から好きで、辰吉丈一郎さんに憧れている、と話しています。
2021年4月16日、プロデューサー小比類巻貴之さんが開催している「EXECUTIVE FIGHT武士道」に出場し、初勝利を収めます。
その後、アマチュア大会で3連勝しています。
2021年12月10日、普段から自身の練習相手を務めてくれている「師匠」である裕次郎との試合では、一歩もひるまず攻め続けて判定勝ちを獲得します。
今後は、2022年2月16日に開催される「RISE」(立ち技打撃の格闘技イベント)に出場し、プロデビューの予定です。このイベントでは、元プロ野球投手(西武ライオンズ)の相内誠さんと対戦します。
安彦考真さんの夢である「RIZIN」出場も、近い未来に実現しそうですね。どのような戦いを見せてくれるか、楽しみです。
安彦考真はなぜキックボクサーに転身したのか?
まず、40歳でJリーグに挑戦した理由について、安彦考真さんはこう話しています。
20代でJリーグの試験を受けた時に、ビビって失敗してしまった。その「古傷のせいで実力を発揮できない」と15年以上、自分に嘘をつき続けた。40歳を前にして、そんな嘘とはおさらばしたいと思い、Jリーガーを目指すことを決意した。当時の年収1000万円も手放し、離婚もして、自分の夢を叶えた。
出典:GOETEより要約(https://goetheweb.jp/person/article/20211220-masataka_abiko1)
格闘技に挑戦することについても、このような無謀な挑戦を続ける理由を、安彦考真さんはこう語っています。
「なぜ僕が無謀なことに挑戦し続けているのか。それは、僕自身のセルフプロデュースだと考えているからです。僕は、Jリーガーになると決めた時から仕事を辞めて”お金を全部捨てる”ことを自分で決めました。今考えれば、それもセルフプロデュースですし、そういう決断は挑戦者にとってのセーフティネットになると経験を通して気が付いたのです。というのも、今回の挑戦も、たとえRIZINのリングに立てなくても、”挑戦者として、こいつ目指したよね”という、ある一定の成果は出ると思います。そうすると、成功も失敗もデータ化することができるじゃないですか」
出典:GOETE(https://goetheweb.jp/person/article/20211220-masataka_abiko1)
自分に嘘と言い訳を言い続けるのをやめ、自分の純粋な気持ちに素直になり、挑戦を続ける。そのような生き方が多くの人の心を動かしているのでしょう。
安彦考真の哲学
毎日の積み重ねと、自分自身との戦い。
どの分野でもしっかり業績を残すのは、最終的に自分自身との戦いに勝った人ですね。
僕らは365日の中で本当に自分の足跡を残せているのは何日あるか。結局、日々の積み重ねでしかない。やるかやらないか。誰のせいでもなく全て決めてるのは自分。平等に与えられた365日と言う時間の中で差が出るのはつけた足跡が物語る。毎日弱い自分を乗り越える。それ以外に戦う相手なんていない。 pic.twitter.com/tz6AfwF69y
— 安彦考真/Takamasa Abiko (@Abitakamasa) January 28, 2022
競技に限定されない共通した運動トレーニングを大切に考えており、百重の王者を謳う武井壮さんと同じような考え方をされています。
子どもを教えるサッカー指導者はサッカーを教えることに疑問を持つべきだと思う。サッカーを教える前に運動できる身体を意識するべき。リフティングが1000回できても運動できない子では意味がない。何故ならサッカーやめて違う競技に行く可能性を指導者はちゃんと頭の中に残しておかなければいけない。
— 安彦考真/Takamasa Abiko (@Abitakamasa) January 28, 2022
食事も工夫しており、16時間断食でオートファージの活性化も行って、コンディションを調整している様子が伺えます。
ヴィーガンになって2年。そもそもは健康で強くて動ける体を作ることが目的で「食の旅」に出た。食事は満腹になることが目的ではない。体の些細な変化と相談をしながら食材を探す事が大事。だから僕はお肉の存在も否定はしない。ただこれだけはハッキリ言える。試合前には絶対お肉を食べない方がいい。
— 安彦考真/Takamasa Abiko (@Abitakamasa) January 30, 2022
僕も毎日16時間断食しています。見えない臓器をしっかり感じ取って休ませる時間をしっかり作っています。だから僕はハードなトレーニングにも耐えられてリングで戦えると思っています。 https://t.co/EtEJS82EX6
— 安彦考真/Takamasa Abiko (@Abitakamasa) January 30, 2022
さいごに
今回は、無謀にも40歳でJリーガーになる夢を叶え、今度は43歳でプロのキックボクサーに転身した安彦考真(あびこ たかまさ)さんをご紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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