2022年1月24日(月)22時00分から、NHK「逆転人生」で、競艇ボートレーサーの日高逸子さんが紹介されます。
日高逸子さんはどんな逆境を乗り越えた人なのでしょうか。
早速見てみましょう。
日高逸子/競艇ボートレーサーの経歴wiki・年齢・プロフィール
日高逸子のプロフィールと年齢
本名:日高逸子(ひだか いつこ)
生年月日:1961年10月7日(61歳)
出身:宮崎県串間市
国籍:日本人
身長・体重:154cm, 44kg
血液型:A型
職業: ボートレーサ(登録番号3188, 56期、福岡支部)
趣味:ゴルフ、釣り
日高逸子さんは、昭和・平成・令和の時代を経験した女子ボートレーサーで、2021年に還暦を迎えました。
漫画「モンキーターン」の登場人物である、青島優子のモデルとなった、と言われています。
公式のSNSも、ブログ「私はあきらめない」、公式ツイッター、をやっています。
ブログでは、レースのことから、趣味の釣りやゴルフについて、日頃思うことについて綴っています。
ツイッターではレースの最新情報も発信しています。
日高逸子の経歴
1983年、ボートレース養成所に入所
1984年、プロデビュー
1996年、結婚
幼い頃に両親が離婚し、祖父母に育てられる
日高逸子さんは、小学校1年生の時に両親が離婚し、宮崎県串間市の祖父母の家で育ちました。小学校の頃から、新聞配達や農作業など、学校に行きながら働き続けていたといいます。
地元の高校を卒業し、そのまま地元で就職しましたが、「自分の進みたい道ではない」と感じ、1年で退職します。
自分の生き方を探しに東京へ出て、住み込みのアルバイトをしながら専門学校へ通ったり、旅行会社、喫茶店で働いたりと、多忙な日々を続けながら、祖父母への仕送りも続けていたそうです。
ボートレーサーへの道に進む
1983年、22歳の時、テレビを見ていたら目に飛び込んできた「年収1000万円」という文字に惹かれました。それは、ボートレーサー募集のCMでした。
競艇がどんなものか知らぬまま、日高逸子さんは金額に引かれてボートレーサー養成所へ願書を送ります。
年齢制限が22歳で最後のチャンスでしたが、33倍の高倍率を突破し、無事合格します。
競艇のレースを間近で見て、その迫力に言葉を失ったといいます。
養成所に入所後、水面の実践練習は過酷で、2ヶ月で「辞めたい」と教官に伝えます。
しかし、その教官から意外なことに、「俺もお前と同じ、串間の人間だ。負けるな。」と言われ(大崎周一)、その言葉に励まされて踏ん張ります。
1985年5月、厳しい養成所の訓練を乗り越え、プロのボートレーサーとしてデビューすることとなります。福岡支部に所属し、芦屋競艇場でした。
福岡から始まった競艇人生
芦屋競艇場は、初戦で2着、3走目で初勝利と順調でした。しかし、2節目の若松で大敗します。
3節目からの福岡からは、負けず嫌いが発揮され、デビュー3年目の桐生競艇で初優勝を飾りました。
負けん気の強い日高逸子さんは、男子選手との混合レースも多かった当時、九州の荒っぽい男子の力ずくの攻撃に対して、独学で「モンキーターン」を身につけて、技術で対抗しました。
結婚・出産・復帰
1996年、東京の専門学校時代に知り合った邦博さん(当時34歳)と結婚をします。
2度の出産を経て、ボートレースを続けられたのは、専業主婦となって支えてくれた夫があってこそ、でした。
1997年3月に長女、1999年7月に次女を出産しましたが、いずれも産後3ヶ月でレースに復帰しています。
当時産休規定がなく、またブランクによって収入が減ったり、ランクが下がったりなどの状況があったため、なるべく早く復帰する必要があったのでしょう。
短い産休だったのもあり、長女の出産後でも、復帰わずか1ヶ月で大村のG3女子戦で優勝しています。
日本モートーボート競走会によって、2016年に産休の出場規定をが改正され、産後の収入減問題が緩和されることとなりました。
数々の記録を樹立
以降、数々の記録を樹立し、女性でも男性と互角に戦えることを実力で証明しました。
また、さまざまな女子初や女子1位の記録を残しています。
2015年4月に、戸田で行われたオールレディース優勝戦で、バランスを苦ザウして落水します。意識不明で救急搬送され、肺にも水が入ったようでした。しかし、次節1節のみ欠場したものの、退院時期を早めて2週間後にはレースに復帰しています。
日高逸子の挑戦「62歳までは頑張る」
2歳年上の先輩である鵜飼菜穂子さん(48期)が61歳で2020年10月に引退し、日高逸子さんは現役最年長の女性ボートレーサーとなりました。
日高逸子さんは「62歳までは現役を続けること」が新たな目標となったそうです。
男性では70代で活躍している選手もいますので、是非できるところまで続けてもらえると嬉しいです。
日高逸子/競艇ボートレーサーの年収は?
日高逸子さんの年収は、約2500〜4100万円となっています。
女性ボートレーサーの平均年収は、約2665万円と言われているので、それを大きく上回る賞金を獲得しています。
デビューしてから約35年間の獲得賞金は総額10億2000万円を超えており、歴代女子1位となっています。
年度 | 順位(女子) | 賞金額 |
2019年 | 8位 | 35,931,500円 |
2018年 | 6位 | 34,704,000円 |
2017年 | 11位 | 27,753,400円 |
2016年 | 10位 | 26,552,000円 |
2015年 | 12位 | 25,785,000円 |
2014年 | 1位 | 40,965,000円 |
日高逸子/競艇ボートレーサーの夫や家族は?
日高逸子さんは、結婚後2度の出産を経験します。
全国に遠征する競技と、自宅での子育てを両立するのは難しく、頼れる親もいない中、夫の日高邦博さんは当時はまだ珍しかった「専業主夫」となることを決断します。
1ヶ月のうち7日ほどしか帰宅できない妻を、家事と子育てをこなして支える夫の日常を、日高邦博さんが執筆して出版しています。
奥さんへの深い愛情が、とても素晴らしいと感じられます。
さいごに
今回は、競艇ボートレーサーの日高逸子さんについてご紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
過去の「逆転人生」はこちら。
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