2021年10月31日に、京王線内で通り魔事件が起きました。
容疑者は、高校時代に空手部の主将だったとのことです。
このような事件に万が一巻き込まれたら、どのように対応したら良いのでしょうか。
考えてみたいと思います。
容疑者はどのような人だったのか
容疑者は、服部恭太(はっとりきょうた)容疑者です。
高校時代には、空手部の主将をしていたということです。
素人が素手同士で戦っても勝てない相手でしょう。ましてや、刃渡り30cmのナイフを持っていたとのことですから、仮に格闘技経験者でも素手で相手をするのはほぼ不可能に近い相手です。
さらに、生きることに希望を持っておらず、「誰でもいいから殺傷して捕まりたい」と思っているならなおさら、どんな行動に出るかわかりません。
その場に巻き込まれたら、どうしたら良い!?
刃物を持って殺傷しようとする通り魔が出た場所に、運悪く居合わせてしまったら、どうしたら少しでも生存確率を高くすることができるのでしょうか。
オーストラリアでボディーガード経験のある、河合主水氏はこのように話しています。
バッグを盾にしつつ、催涙スプレーを使って、逃げる。
もちろん、最初から距離が十分あれば必死で逃げるのみですが、近かった場合は素手では逃げきれない可能性があります。
河合主水氏の言うように、バッグをどう盾にするのか、催涙スプレーはどう使えば良いのか、使い方の講習は受けておかないと、いざという時に使えないでしょう。
巷の護身術は使えない
巷では、武道の道場で護身術を教えているところもあります。
知っているに越したことはないでしょうが、多くが酔っ払いの喧嘩などへの対応できる程度で、凶器を持った犯罪を想定しているとは思えないものが多いと思います。
身体能力が相当高くないと使えなかったり、よほど訓練を積まないと実践に使えないものも、多いです。
万が一の危険にどう対処するか、についての心構えを説いている方がいました。
元警察官の葛西眞彦氏は、相手を傷つけないで取り押さえることは、毎日8時間以上10年にわたって訓練している者でも難しい、と言います。一般の我々がどのように考えれば、危険を少しでも回避できるのか、について、実例を出しながら考え方を教えてくれています。
少しでも防犯の意識を高めたいですね。
さいごに
このような犯罪に巻き込まれる可能性は0.0017%程度とも言われていますが、いざという時に少しでも生き残るためには、事前の準備が大切です。
被害者の方の一早い回復を願いながら、防犯について考える良い機会とさせていただき、今後少しでもこのような事件が起きないことを祈りたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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