2021年11月22日(月)23時15分から、テレビ朝日系「激レアさんを連れてきた。」で、「石垣島で16時間漂流したけど助かった女性4人」が紹介されます。
この4人の女性はどんな人なのでしょうか。
なぜ助かることができたのでしょうか。
それでは見ていきましょう。
石垣島のビーチで海水浴中に流された
2011年9月23日(祝)、沖縄の石垣島で海水浴シュノーケリングを楽しんでいた女性4人が沖に流され、16時間後に救助されるという事件がありました。
ここは「離岸流(りがんりゅう)」と言われる場所だったようで、気がつくとビーチから200メートルの地点まで流されていたと言います。
海の流れは見えないので、恐いですね。
離岸流に流された場合、もとのビーチに向かって泳いでも、流れに負けてどんどん流されてしまいます。秒速2メートルで流れていくと言われているので、水泳選手でも泳いで戻ることはできません。
助かるには、海岸と水平に泳ぐのがポイントだと言います。そして、ライフジャケットなどで浮くことができれば、より助かる可能性は高くなります。
4人が流されたのは午後5時ごろで、翌朝の9時まで海を漂流することになりました。
2020年の1年間で起きた水難事故は1353件、死亡・行方不明者は722名と言われています。生死を分ける時間は約2時間と言われていますが、16時間漂流して助かったのは奇跡と言えるでしょう。
どうして、助かることができたのでしょうか。
4人が助かった5つの理由
「5回以上、走馬灯を見た」というキヨカさん達4人が助かったのは、どんな理由があったからでしょうか。
1 発泡スチロールのゴミに捕まっていた
30センチ四方の発泡スチロールのゴミが漂流しており、4人でそれに捕まっていたようです。
また、4人がはぐれないように、腕を組んでいました。
発泡スチロールは浮力が強く、水に浮くため、このおかげで漂流中の体力の消耗が少なく抑えられたことでしょう。
それでも、沈まないように立ち泳ぎは続けていたとのことです。
2 水温が高かった
9月の石垣の海は、水温28度程度で、まだ夏真っ盛りの時期です。
もし水温が低ければ、体力の消耗が激しかったでしょう。
3 4人の仲間で一緒に居た
4人は同じ飲食店で働く21歳から35歳の女性だったとのことです。
4人で一緒に流されたので、恋バナ、カラオケ、夢を語り合う(無事帰れたら何をするか)、など仲間で語りながら過ごしたと言います。
とにかく、テンションが下がらないように、気持ちを盛り上げることを心がけた、とキヨカさんは言っています。
一晩を漂流しながら過ごしたのですから、夜は真っ暗で、もし一人だったらとても心細いことでしょう。絶望してしまっていたかもしれません。
4 シュノーケルとマスクをしていた
海水浴の時からシュノーケルとマスクをつけていました。
これがあったおかげで、顎より上に水が来ても問題なく、頑張って顔を全部出すところまで浮く必要がなかったため、体力が温存につながったことと思います。
5 運が良かった
漂流した翌日は祝日で、晴れの日でした。海岸をたまたま散歩していた人が、助けを求める4人の声を聞き、救助につながったとのことです。
また、さらに運が良かったのは、キヨカさんが海に浮いているゴミの中から、1メートルある蛍光灯を拾ったことでした。これを振りながら海岸の人影に大声で助けを求めたことで、海岸の人に気づいてもらえたとのことです。
もし平日なら散歩をしている人があまり通らないかもしれませんし、雨なら海岸に誰もいなかったかもしれません。
実際、同じ22日に石垣市で男性が一人が離岸流に流され亡くなっていたとのことです。
運が良いのも大切な要因ですね。
10年後の現在は?
漂流中に語った夢を4人とも叶えているとのことです。
2人は海外生活をし、1人は石垣島で結婚をしました。
キヨカさん(串きよか)は、現在エステサロン「salon rapport」を開き、経営しているそうです。
「実現したいことがあったら、夢を語ろう」と言われますが、本当にその通りになるんですね。
さいごに
今回は、「石垣島で16時間漂流したけど助かった女性4人」についてご紹介しました。
海水浴の際には、気をつけたいですね。
それでは、読んでいただきありがとうございました。
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