Wordle開発裏のラブストーリー!【ワードル】

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単語当てゲームの「ワードル(wordle)」が人気で話題となっていますが、開発の裏にはラブストーリーがありました。

どんなストーリーがあったのでしょうか?

さっそく見ていきましょう。

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Wordle開発裏のラブストーリー

最初のプロトタイプは不評だった

「ワードル(wordle)」を開発したレディット社(Reddit)のソフトエンジニアのジョシュ・ウォードル(Josh Wardle)さんは、ニューヨークのブルックリンに住んでいました。

2013年に、現在のワードル(wordle)の元となったプロトタイプを作りましたが、友人受けが悪く、製作を断念していました。

パンデミックで彼女のために開発

2020年、世の中はコロナウィルスの感染拡大(パンデミック)によって大きく変わりました。ニューヨークは当時、感染が爆発的に広がり、街中はロックダウンを余儀なくされていました。

ジョシュ・ウォードルさんは、パートナーであるパラク・シャー(Palak Shah)さんとニューヨークタイムズ紙に載っている単語ゲーム「スペリング・ビー」と「クロスワードパズル」を夢中になってやりました。

パートナーのパラク・シャーさんは、言葉遊びや単語ゲームが大好きだったのです。

そこでジョシュ・ウォードルさんは、このパンデミックの時間を使って、「彼女が楽しめるようなゲームを作りたい」と思いました。

そしてできたのが、単語を推理するゲーム「ワードル(wordle)」です。

多くのゲームのようにエンジニアのチームを導入して作ったのではなく、2人で時間をかけて作りました。

自分の苗字であるWardle(ウォードル)と、単語を意味するWord(ワード)を掛け合わせて、Wordle(ワードル)という名前にしました。

似たようなゲームで色を推理して当てるゲーム「マスターマインド」と同じ要領で、5文字の単語を推測して当てるゲームです。単語を入力すると、それが正しい位置にあるかどうかを知らされ、6回の挑戦で正解しないと負けになります。

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親戚中で流行り、公開を決心する

ゲームが出来上がると、ジョシュ・ウォードルさんとパラク・シャーさんは2人で遊び、何ヶ月も楽しく遊んでいました。

2人で遊ぶのはもったい無いと思い、親戚に紹介しました。すると、親戚間でのWhatsAppグループ(LINEグループと同じようなもの)で急速に流行り出したため、ジョシュ・ウォードルさんは「これは何か起きるかも!」と思い始めます。

2021年10月に、世界に向けて、「ワードル(wordle)」を公開しました。

その後はご存じの通り、11月1日に利用者は90人、2ヶ月後の2022年1月には利用者は30万人、と急速に流行し始めました。

流行の影にあるちょっとした工夫

流行の影にはちょっとした工夫もありました。

単語ゲーム「スペリング・ビー」を意識して、「もっとやりたい」という気持ちを起こさせるよう、1日1回まで遊べる方式に限定しました。

また、1日1回だけ遊んでくれればいい(1日3分で十分)、ということで、他のゲームアプリのように一日中通知を送るような仕組みは取り入れませんでした

多くのサイトにあるような広告は導入せず、シンプルなサイトにしました。

12月中旬に、プレーヤーが自分の結果を頑張って絵文字で打ち込んでSNS共有しているのに気づき、単語の内容がネタバレしないように色だけで表現してSNSに共有できるような工夫を追加しました。

2人だけで遊んでいた時は約12,000語の中から正解を決めるようにしていましたが、難しい単語で推測が不可能な単語もたくさん含まれていました。それを、日常で使うような2,500語程度に絞りました(1日1単語でも7,8年は持ちます)。

このような工夫を経て、現在世界中でブームを巻き起こしています。

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パラク・シャーさんは毎日遊んでいる

パートナーのパラク・シャーさんは、毎朝起きると「スペリング・ビー」でまずウォーミングアップをし、それから「ワードル(Wordle)」に取り掛かります。そして新しい1日を始めるのです。

もちろん、ニューヨークタイムズのクロスワードパズルも大好きで、よく遊んでします。

「ワードル(Wordle)」は今では世界中で遊ばれていますが、元々はジョシュ・ウォードルさんが自分のために作ってくれたので、パラク・シャーさんは日々感謝しているそうです。

「本当に素敵なことです。これこそ、ジョジュの最高の愛情表現です」と。

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さいごに

単語当てゲーム「ワードル(wordle)」の開発裏にあったラブストーリーをご紹介しました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回の記事は、ニューヨークタイムズ社の記事「Wordle Is a Love Story」By Daniel Victor(Jan 3, 2022)を参考にさせていただきました。

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