流山市長の井崎義治さんは過去に経歴詐称で刑事告発されましたが、どんな内容で、真実はどうだったのでしょうか。徹底的に調べてみました。
2021年12月9日(木)23時06分から、BSテレ東「カンブリア宮殿」で、流山市長の井崎義治さんが紹介されます。
井崎義治さんの経歴とともに、早速見てみましょう。
井崎義治/流山市長のプロフィール
本名:井崎義治(いざきよしはる)
生年月日:1954年2月11日(67歳)
出身地:東京都杉並区
国籍:日本人
血液型:O型
学歴:基督教独立学園高等学校(山形県)、立正大学文学部地理学科
サンフランシスコ州立大学大学院修士課程終了(地理学)
職業: 千葉県流山市長
井崎義治さんの経歴と経歴詐称嫌疑の真実
井崎義治さんの経歴は?
立正大学とサンフランシスコ州立大学で、地理学を専攻しています。
これが、現在の市長としての地域の発展にも役に立っているのかもしれません。
1981年からアメリカのジェファーソン・アソシエイツ(本社サンフランシスコ)、クワドラント・コンサルタンツ(本社ヒューストン)で地域計画・交通計画・環境アセスメントに従事しています。
帰国後は、住信基礎研究所、エース総合研究所、立正大学文学部地理学科の非常勤講師などを経て、2003年に流山市長に当選します。
少子化対策や人口増加などの実績を積み、今注目の市長となっています。
僕自身も流山市の近くに勤務していたことがありますが、都心への交通がよく、町が綺麗に発展していて、とても住みやすそうだな、という印象でした。
経歴詐称で刑事告発された経緯は?
検索で「井崎義治 経歴詐称」とサジェストキーワードが出てきます。
実際に、2004年に経歴詐称が疑われたことがあるようです。
それは、2003年の選挙時に「英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム教授」という肩書きを使っていましたが、市民団体がウェールズ大学に問い合わせたところ、「井崎」という名前の教授がいないとの返事が来たそうです。
市民団体は「公開質問状」を提出しまたが、井崎義治さんが回答拒否をしたため、公職選挙法違反の疑いで刑事告発をしました。
最終的には嫌疑不十分で不起訴となっています。
こちらの「流山市長の挨拶」に、現在もその肩書きが書かれています。
・英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム
・The University of Wales validated Postgraduated Distance Learning Environmental Programme in Japan
・2000年助教授、2002年教授
経歴詐称嫌疑の真実は?
いったい、どういうことだったのでしょうか?
実際に調べてみると、英国ウェールズ大学のホームページで検索しても、「Izaki」の名前は出てきませんでした。
Wikipediaには、以下のような記載がありました。
英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム Master of science environmental program of the University of Wales (UK)
1999年にウェールズ大学(当時)から認証を受け、当初は金沢市にある経営コンサルタント会社の安全研が「ウェールズ大学通信制大学院環境マネジメント学科」などを運営していた。2002年に東京都渋谷区恵比寿にあった株式会社日本環境総研がプログラムを継承した。(以下略)
出典:Wikipedia ウェールズ大学
これを読むと、「英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム」は、コンサルタント会社が独自に学科を設立して学位取得のコースを作り、ウェールズ大学から認証を受けていたもの、のようです。日本の文科省は無許可ですが、何かしらのウェールズ大学の基準を満たした学位取得コースとなっているのでしょう。
「流山市長の挨拶」のページには、2000年と2002年に助教授と教授と記載がありますので、安全研が運営していた時期のこのプログラムに関わっていたのかもしれません。アメリカでコンサルタント会社で働いた経歴もありますので、何かご縁があったのでしょう。
そういう目で見ると、肩書きには「The University of Wales validated Postgraduated Distance
Learning Environmental Programme in Japan」と書いてありますので、直訳すれば「ウェールズ大学に承認された、日本の大学院卒後通院教育環境プログラム」となります。
「英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム」と書かれると、ウェールズ大学自体の大学院のコースかと思ってしまいますよね。
以上から、井崎義治さんの肩書きは誤解を受ける表現ではあったと思いますが、少なくとも虚偽報告をしていた訳ではなさそうです。
大事なことは、このような嫌疑を受けましたが、その後4回市長に再選しており、少子化対策や人口増加など実績を積み上げ、市民の皆さんからしっかりと支持を受けていることがわかります。
「流山市長の挨拶」には経歴もそのまま書いてありますし、「やましいことはない」ということでしょう。
井崎義治さんの家族(奥さんは?息子は?)
お父様の井崎昭治さんは日本画家、お母様の井崎(高角)郁子さんはバイオリン奏者で、芸術一家に生まれています。
井崎義治さんはご結婚され、昼ご飯は奥さんの手作りのお弁当を食べているそうです。
山登りが趣味で、奥さんと一緒に登山に行くそうです。
また、トイプードルのモモちゃんと一緒に住んでいるそうです。
検索で「井崎義治 息子」と出てはきますが、実際にお子さんがいる情報は特に公になっていません。
さいごに
今回は、流山市長の井崎義治さんの経歴やプロフィール、市長に選ばれた理由について調べてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
過去のカンブリア宮殿はこちら。
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