2021年11月29日(月)のニュースで、第24代自民党総裁で元衆議院議員の谷垣禎一氏(76)が、事故後初めて公の場で歩く姿を見せ、話題になりました。
谷垣禎一氏は自転車事故後の後遺症で車椅子生活となったそうですが、事故の原因は何だったのでしょうか。
その後はどのような活動をされていたのでしょうか。
見ていきましょう。
谷垣禎一氏は自転車事故の原因は?
2016年7月16日のニュースで、谷垣禎一氏はサイクリング中に転倒し入院となった、と報道されています。
それ以外の状況については詳細は語られていませんでした。
こちらの動画の冒頭では、谷垣禎一氏はロードバイクに乗り、ペダルに足を固定される「ビンディングペダル」を使用している様子が見て取れます。
公道でのビンディングペダルは危険?
ビンディングペダルは、引き足の際にもペダルに力を加えることができるので、楽に走れ、スピードも出すことができます。
ただ、公道では、自動車とぶつかったり、急ブレーキで転倒する危険性が多いでしょう。
公道でビンディングペダルを使用していると、転倒した際に足が自転車から外れないため受身が取れず危険だと言われています。頭から転倒するリスクも多くなるようです。
谷垣禎一氏は何らかの理由で転倒し、そのまま頭から着地して、頸髄を損傷する事故につながったのではないでしょうか。
こちらの自転車事故経験者のサイトでは、街中ではフラットペダルをはくことをオススメしています。
また、こちらの方も、ビンディングペダルは公道で使用するのは危険性が高く、競技用のみの使用が望ましい、と話しています。
サイクリング中の考え事
ご本人によれば、サイクリング中に仕事のことを考えていて、不注意になっていた時に事故にあった、とおっしゃっています。
「消費税をいつ上げようか」「今後の政局はちょっと難しくなるな」など考え事をしていたそうです。
つい考え事をしてしまうこともありますが、目の前の今やっていることに集中するのはとても大切ですね。
なぜ車椅子生活になったか?
頸髄損傷による足の麻痺で車椅子生活となった
車椅子になった原因は頸髄損傷と報道されています。
頸髄損傷はどんな病気なのでしょうか。
なんらかの外傷により、頸椎部で脊柱管が損傷され、脊髄に傷がつくことが頸髄損傷です。 軽傷であれば、手足のしびれが出現し次第に軽快していきます。 高エネルギー損傷(バイクの交通事故、高所からの転落など)で重度に頸髄が損傷してしまうと麻痺が残ってしまう可能性が高くなります。
出典:村山医療センター https://www.murayama-hosp.jp/topics/illness/keitsuisonsho.html
つまり、外からの衝撃の力で、首の骨によって脊髄に傷が付くことです。
脊髄には、運動神経や感覚神経が通っていますので、傷が付くことで、感覚が麻痺したり、運動機能が麻痺して動かなくなったりします。
軽傷であれば自然に治ってきますが、バイク事故などで重症となると、手足の麻痺が残ってしまう可能性があります。
頸髄損傷の治療は?
頸髄を含め、脳や脊髄の細胞は一度損傷すると再生しない、と言われています。
有効な治療はないため、リハビリで少しずつ回復を促すのが現在の方法です。
将来的には、今年のニュースで発表がありましたが、iPS細胞を使って脊髄損傷を治す治療の実現が近いようです。
その後の現在の活動は?
現在は、通い慣れた永田町を離れ、1日の大半を自宅で過ごすと言います。
体が自由に動かないため、伸縮性のあるサイクリングウェアを、朝起きると着るそうです。
東京オリンピック・パラリンピックの際には、障害当事者として、様々な発信をメディアを通じて行なっていました。
さいごに
谷垣禎一氏が、自転車事故を起こした原因や、車椅子生活となった原因について調べてみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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